開花状況： 令和 4年 3月20日、満開になりました。

 3月16日からライトアップをしています（3月末頃まで）。

塩釜桜 - さいきの桜 -

明治の文豪 国木田独歩も足を運んだといわれる黒沢東光庵の「塩釜桜（シオガマザクラ）」。その名は、散った花びらが塩田に結晶した塩に見えることに由来します。桜の老樹が2本あり、いずれも樹齢数百年を経た老樹で、ソメイヨシノより少し早く開花します。

向かって右側の桜の木の下には「独歩文学碑」があり、「欺かざるの記」から一文が刻まれています。

満開の桜も見事ですが、散り始めの、苔むした東光庵の前庭に散る花びらも風情があります。

見ごろ

佐伯で一番早く咲く桜です。例年は 3月20日前後に見ごろを迎えます。

ライトアップ

毎年、開花の頃になると夜間のライトアップを行っています。

• 期 間： 毎年 3月15日頃 - 25日頃
• 時 間： 19:00頃 - 21:00頃
• ライトアップの期間や時間は、塩釜桜の開花状況によって異なることがあります
• ライトアップについてのお問い合わせは、青山地区公民館（Tel： 0972-26-1300）まで

撮影日 2021年 3月13日

道案内 

青山小学校付近の案内看板より、どこも曲がらずまっすぐ 2kmほど進むと東光庵が右手に見えます。 駐車場は川沿いに約8台。駐車場から徒歩1分。

* 道路が細い箇所があります。運転にはご注意ください。

独歩文学碑

櫻花はすでに散り居たり ただ落花後の景を賞するを得たりしのみ　吾等それのみにても満足したり　櫻樹は二本あるのみ　されど何百年を経たり　しとぞ知れざる老樹なり　なかなか世にめづらしき大木なり　立派なる庵あり東光庵と称す　散りにけり いざ 事問わん 村びとは 花のさかりを いかに眺めし