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クジラの墓
上浦 文化、歴史
誰にも知れずに、ひっそりと眠るクジラたち

鯨の墓

市指定有形民俗文化財

浅海井浦広浦シロガタオの国道二一七号線から山道を一五メートル程はいりこんだところに鯨の墓が二基ある。一基には「明治二一年子伯正月一六日」正面に「南無阿弥陀仏鯨魚塔」側面には「曽根角蔵網組」と記されている。曽根角蔵さんは当時浅海井部落長であった。網組というのは複数の網元が組織する団体である。もう一基には、「明治四〇年一二月六日」正面には「南無阿弥陀仏鯨魚墓」と記されている。

(中略)

昔は豊後水道によく鯨が姿を見せ、当時沖合の大島近海にも潮を吹きあげながら遊泳する鯨をたびたび見ることができたという。

(後略)

『上浦町の文化財(上浦町教育委員会・平成二年三月 発行)』より引用

基本情報

鯨の墓
 ○ 所在地:大分県佐伯市上浦広浦
 ○ 駐車場:なし
 ○ 見学自由 / 無料

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