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水ノ子島灯台
鶴見
豊後水道の真ん中に浮かぶ …灯台建設史上でも屈指の難工事であったと云われる孤高の灯台

水ノ子島灯台

水ノ子島灯台は、九州本土より14.5km沖の、豊後水道のほぼ中央にそびえ立つ灯台です。島の周囲 320m、灯台の高さ 39.25m、海水面から灯火までの高さは56.3mです。

日本の灯台50選に選定され、また、明治期に建設された石造りの灯台として、歴史的価値の高い保存灯台でもあります。

水ノ子島灯台の難工事は4年の歳月をかけ明治36年に完成。瀬戸内海の徳山(黒髪島)の御影石を下梶寄の浜に運び込み、加工して島に運んだそうです。 初点灯は明治37年 3月20日で、光到達距離は37km。当時の灯台としては、東洋一の到達距離でした。平成14年(2002年)に耐震工事が施され、平成15年(2003年)には太陽光発電と波力発電のハイブリッド電源システムを備えるなど、今でも船舶の航海安全に寄与しています。

水ノ子島灯台は、灯台守たちを題材にした映画「新・喜びも悲しみも幾歳月(1986年)」のロケ地ともなりました。

灯台守の退息所だった「海事資料館&渡り鳥館」のある下梶寄の海岸からは、天気のよい日には14.5キロ沖の水ノ子島灯台がはっきりと見えます。


【 日本の灯台50選 】
第50回灯台記念日(1998年11月 1日)の行事として、海上保安庁が募集し、一般の投票によって選ばれた日本国内の50の灯台
【 保存灯台 】
明治時代に建設された灯台のうち、現役であり、特に歴史的・文化財的価値が高い灯台を、海上保安庁が選んで保存処置を講じている灯台

基本情報

水の子島灯台 データ:
○ 所在地: 大分県佐伯市鶴見大字大島水の子2-1559番地
○ 位 置: 北緯33度02分25秒、東経132度10分47秒
○ 高 さ: 地上-頂部 39.25m、水面-灯火 56.30m
○ 太 さ: 基部直径 20m
○ 光り方: 単閃白光 毎10秒に 1閃光
○ 光到達距離: 37km
○ 建 設: 明治33年着工- 同36年完成
○ 初点灯: 明治37年3月30日

交通アクセス

水の子島は無人島で、定期航路はありません。

お問い合わせ先

佐伯市鶴見振興局 TEL:0972-33-1111
佐伯市観光案内所 TEL: 0972-23-3400

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